【中学受験】「記述問題を捨てなさい!」から始まる国語指導の極意

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記 国語一般

「国語ができない」と悩む生徒とその保護者は多いです。しかし、その「できない」を分析してみると、それは必ずしも生徒の能力不足に起因するとは限りません。

それにもかかわらず、多くの国語指導者(?)は、「国語ができないのは、お子さんの精神年齢が低いからです」と言います。自分の指導力不足を棚に上げて、「精神年齢が低い」という逃げ口上でごまかしている時点で、その指導者(?)は国語指導に関して三流です。そんな三流の授業を受け続ける生徒たちが本当に気の毒です。

「小説が苦手」を「精神年齢が低い」でごまかさない国語の読解指導

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記述問題を捨てなさい!

「国語ができない」という生徒を指導する場合、僕は最初に「記述問題を捨てなさい!」と言います。

もっとも、僕の国語指導の最終目標は、「記述問題でも高得点を叩き出す」です。しかし、そんな僕が「記述問題を捨てなさい!」と言うのには理由がいくつかあります。

1つめは、大手進学塾で顕著な、記述問題重視の国語指導の呪縛から生徒を解放したいからです。「国語ができる=記述問題を解ける」と思い込んでいる生徒たちは、国語それ自体を嫌う傾向にあります。「文章を書く」という作業が面倒だからです。その面倒な作業をいったん脇に置いておけば、生徒たちの国語アレルギーが緩和されます。

2つめは、模試などで得点するためです。開成中模試など、特定の中学入試を想定した模擬試験でない限り、模試の国語では8割以上が記号選択や抜き出し問題、知識問題です。記述問題が1問10点で2問出題されるとしても、その2問以外を全問正解できれば8割は得点できます。

「国語ができない」という生徒たちは、記述問題に多大な時間を費やした挙句、少し時間をかければ解けるはずの記号問題や抜き出し問題で失点します。そうした失点を無くすことで、国語の点数が安定するんですね。

8割狙いの戦略を立てた生徒でも、実際には7割程度しか得点できないかもしれません。しかし、国語は平均点が低いので、7割でも十分に高偏差値を狙えます。悪問まみれの模試でも、結果が出れば、生徒はやる気になるというものです。

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