【都立高校入試社会対策】気候帯と雨温図から世界地理を考える

みみずく戦略室社会

都立高校入試社会の大問2は世界地理です。中でも、[問1]では、各国の気候帯と雨温図に関する問題が出題されています。

問題となる国々はマニアックな場合もありますが、求められるのは細かい知識ではありません。中学地理の最初で学ぶレベルの大まかな知識があれば解けます。

本記事では、大問2[問1]に焦点を当てて解説します。

気候帯と雨温図

大問2[問1]では、気候帯や雨温図に関する問題が頻出です。

気候帯は、熱帯、乾燥帯、温帯、冷帯・寒帯が重要です。アンデス山脈などの高地の特色も押さえておきましょう。

また、雨温図も大切です。雨温図とは、降水量と気温を一緒に描いたグラフです。降水量を棒グラフ、気温を折れ線グラフで表すのが普通です。気候帯ごとに雨温図の特徴や北半球と南半球の違いを理解します。

気候帯と雨温図から各地域の特色を整理しました。

  • 熱帯:赤道付近 → 年平均気温が高い。
  • 乾燥帯:主にアフリカ北部のサハラ砂漠周辺やアラビア半島 → 年間降水量が少ない。気温が大きく変動する。
  • 温帯:北半球の真ん中あたり → 気温の変化(折れ線グラフの形)が日本の本州と似ている。
  • 冷帯・寒帯:北半球の北 → 年平均気温が最も低い。
  • 高地:主に南アメリカ大陸の西側 → 年平均気温が低い。
  • 南半球:オーストラリアや南アメリカ大陸 → 6月頃に気温が低い。

これらの知識を使って実際に過去問を解いてみましょう。

雨温図に関する問題

次の略地図中の①~④は、2011年の日本における鉄鉱石の輸入量が多い上位6か国のうち4か国の主要都市である、リオデジャネイロ、モントリオール、シドニー、ムンバイの位置をそれぞれ示したものである。下のA~Dのグラフは、①~④のいずれかの年の年平均気温と年降水量及び各月の平均気温と降水量を示したものである。①~④の都市とA~Dのグラフを正しく組み合わせたものは、下のア~エのうちのどれか。

【都立高校入試社会対策】気候帯と雨温図から世界地理を考える

ア ①-B、 ②-D、 ③-C、 ④-A

イ ①-D、 ②-C、 ③-B、 ④-A

ウ ①-B、 ②-A、 ③-C、 ④-D

エ ①-D、 ②-C、 ③-A、 ④-B

上の問題は平成27年度の大問2[問1]です。「世界地図×雨温図」の典型的な問題です。

年平均気温が最も低いのは、北半球の北側です。したがって、Cは②のモントリオールです。

次に、年平均気温が最も高いのは、赤道付近の熱帯地域です。したがって、Bは赤道の近くの①のリオデジャネイロか④のムンバイのどちらかです。

最後に、グラフの形を見ます。AとDは6月頃に最も気温が低くなっています。したがって、これらの雨温図は南半球の地域のものです。

AとDのうち、年平均気温が高い方が赤道に近いと考えられるのでDが①です。自動的にAが③のシドニーに決まります。

①がDと分かったので、④がBです。

以上より、①-D、②-C、③-A、④-Bのエが正解です。

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