国語で同じ問題を解き直すのは無意味?三流国語指導者の見分け方

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記 国語一般
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正解に至る手順を再現できるか?

僕の国語指導では、生徒の「正解モドキ」を徹底的に潰します。「どうしてその答になったの?」という僕の問いに対して、僕が納得できるレベルの説明を返せるまで生徒を問い詰めます。もちろん、そうした問答形式の指導を行う前に、問題を解く手順を教えます。

解き直しで手順を再現する

僕の指導を受けた生徒には、僕と一緒に解いた問題の解き直しを指示します。「3日後くらいに、僕が教えた手順を再現できるかどうか、もう一度解き直してみて」と。

解き直しの際には、正解を選べて当然です。そんなことはどうでもいいのです。大切なのは、正解に至る手順をきちんと再現できるかどうかです。

類題よりも、一度解いた問題

「指導時に扱った問題は一度解いているので、類題を大量に解かせた方がいいです」という意見もあります。しかし、僕はこの意見に反対です。

算数や数学ならば、大量の類題演習にも意味があるでしょう。なぜならば、数字を変えただけの問題をたくさん用意できるからです。

一方、国語の問題となる本文は、一つとして同じものがありません。本文が異なれば、せっかく教わった手順をどう再現していいのか、生徒たちは混乱します。

生徒を意味もなく混乱させないために、僕は、一度解いた問題を解き直させます。まずは、同じ問題を使って、僕が教えた手順を完璧に再現できるか、を試してもらうのです。僕が生徒に求めるレベルは次の通り。

  • 他人に解き方を説明できるようにしよう。
  • 選択肢問題では、正解以外の選択肢の間違い箇所も指摘しよう。

こういう復習方法を積み重ねた生徒からは、間違いだけでなく「正解モドキ」も減っていきます。

本文を精読して要約する

全ての問題を正しい手順で解けるようになったら、次は本文の要約。百字程度に本文をまとめる作業は、筆者の主張を的確に捉え、それを適切な言葉でまとめる訓練になります。ここまでこなした生徒は飛躍的に成績を伸ばします。

また、解き直し・要約などを通して、同じ文章を何度も読ませること自体にも意味があります。本文の精読によって、生徒の頭の中には、語彙や背景知識などが定着します。こうした知識は生徒にとって教養となり、その後の勉強にも役立ちます。

類題を解かせるのは、生徒にここまでやらせた後で十分です。一度解いた問題ですらろくに解けない生徒に大量の類題を与えては、彼らを消化不良にしてしまうだけです。

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