新学年前のこの時期、生徒や保護者から「教科書や問題集は捨ててもいいんですか?」とよく質問されます。
学年が上がるにつれ、前の学年の教材が本棚にたまっていきます。学校から配布された教科書や問題集、資料集、プリントを閉じたファイルなどが科目ごとにあります。塾や予備校に通っている生徒は、授業時に使ったテキストに加えて、講習テキスト、自習用テキストなど、膨大な量のテキストが山積みです。
これらはかさばるので「処分したい」と思うものの、「果たして教材を捨てていいのか?」と生徒や保護者は悩みます。小学校から中学校へ、中学校から高校へ、高校から大学へと進学する際も、教材をとっておくかどうかで悩むことが多いようです。
そんな生徒や保護者からの相談に対して、僕は「処分して構わないもの」「保管しておくべきもの」「売ると幸せになれるもの」を具体的に話しています。
処分しても構わないもの
新学年で使う予定があったり、特に思い入れがあったりする場合以外は、処分しても構わないものを紹介します。
国語や英語の教科書
国語や英語の教科書は、ただ文章が載っているだけで実用性がありません。「この文章は何度読んでも感動する」というような場合以外は、処分しても全く困りません。知識の復習には市販の参考書を使いましょう。
実技科目のうち、音楽と美術の教科書
音楽と美術の教科書にも作品しか載っていません。音楽や美術に思い入れがないならば、処分しても困りません。
ノートやプリント
提出のためだけに作ったノートや学校の先生が配布したプリントは、市販の参考書に劣ります。後で使う目的がないならば、処分しても困りません。
ただし、自分なりに知識を集約したノートやプリントは受験でも役立ちます。そういう「宝物」は保管しておきましょう。
夏休みの課題などで出されたワーク類
夏休みの課題などで出されたワークは処分しましょう。解き直しをするつもりのないワーク類は邪魔なだけです。特に、書き込みしたワーク類は、解き直しをするにも使いにくいです。
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