「小説が苦手」を「精神年齢が低い」でごまかさない国語の読解指導

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記 国語一般

小説問題は、説明文や評論とは異なり、表面的な論理だけを追っていると失敗します。現在の出来事の間に回想シーンが挿入されたり、一見すると「無意味な」言動や情景が描かれたり……これらに惑わされないためには、時間軸を意識することや表現の裏に隠された心情を読み取ることが求められます。

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「本文をきちんと読む」を徹底する

小説読解のスキルを習得したければ、本文をきちんと読むことがスタートラインです。当たり前ですね。

しかし、多くの生徒たちは、この「当たり前」ができていないから小説で撃沈します。特に理系の生徒たちは、明確に書かれていること以外を読み飛ばします。

このタイプの生徒たちに、「本文を読むときは、心情を表す言葉に印を付けましょう」という安易なテクニックを教えてはいけません。テクニックを駆使した生徒たちは、「嬉しい」「悲しい」などの直接的な心情表現にだけ印を付けて、それらを見て問題を解こうとするからです。

上位校の問題になればなるほど、直接的な心情表現だけを見て解ける問題は少なくなります。それなのに、心情を表す言葉「だけ」をたどって主題(=主人公の心情の変化)を読み取ろうとするのはナンセンス!そんな雑な読み方ではなく、一文一文を丁寧に読むことが大切です。

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小説読解を特別視するのはナンセンス

小説読解について、小難しい用語を使って説明したがる国語指導者(?)がいます。彼らは、小説読解に特有のテクニックがあると考えているようです。

しかし、小説読解も、原則として評論文や説明文の読解と方法は大きく変わりません。本文中から正解の根拠を探すためのテクニックは、小説でもそれ以外の文章でも共通です。

小説読解を特別視する国語指導者(?)の戯言は無視するのが一番。賢明な生徒の皆さんは、言葉の意味や文のつながりなどを意識しながら、客観的に正解の根拠を探しましょう。

というわけで、次のページでは、冒頭の例題を実際に解いてみます。

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