中学生にとって、夏休みの作文課題の中で一番厄介なのが「税についての作文」です。
税金についてよく知らない中学生は、「何を書けばいいの?」と大混乱です。そんな中学生のために、「税についての作文」の書き方を伝授しましょう。
【STEP 1】結論を決める
以下の記事でも書いた通り、作文では、結論を先に決めることが大切です。

逆算思考で作文に無駄なことを書かない!ゴミ問題の意見文を例として
二百字程度の短い作文では、無駄なことを書き連ねるとそれだけで字数が埋まってしまいます。そのような無駄を省くための逆算思考について紹介します。「ゴミ問題」をテーマとする意見文を添削してみましょう。
「税についての作文」では、どのような結論が好ましいのでしょうか?
「税についての作文」を主催する国税庁のHPから、ヒントになりそうな言葉を引用します。
将来を担う中学生の皆さんが、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めていただくという趣旨で実施しているものです。
国税庁のいう「正しい理解」とは、国税庁の理想とする優等生的な理解だと考えてください。この理解から導き出されるのは、たとえば、次のような結論です。
- 税金をしっかり納めるべきだ。
- 税金は国民全員のためにある。
- 税金を無駄遣いしてはいけない。
「税金を無駄遣いしてはいけない」という結論を書く場合は注意が必要です。あまりに過激なことを書くと、怒られる可能性が高いからです。
「国会議員が多過ぎるので定数を削減しろ!」「オリンピックは無駄なので中止しろ!」など、いくら真実……いえ、思い込みで他者を批判してはいけません。まして、「国税庁主催で作文大会を開催すること自体、税金の無駄遣いです!!」と本当のことを書くのはNGですよ(笑)。
というわけで、マイナスイメージを伴わない結論が理想的です。
コメント
パクりたくなる、、、、
すごく分かりやすくて参考にさせていただきました!
ありがとうございます
お役に立てて何よりです!
パクっていただいても構わないのですが、おそらくバレると思います(笑)
ご自身の体験に置きかえながら例文を書き直せば、立派な作文になるはずです。
頑張ってください!