【過不足算】長椅子問題も簡単に解ける!席数の余りと不足に注目せよ

【過不足算】長椅子問題も簡単に解ける!席数の余りと不足に注目せよ 特殊算

問題演習コーナー

【問題】講堂の長いすに子どもが座ります。1脚に5人ずつ座ると、9人分の空席ができました。また、1脚に4人ずつ座ると、長いすが5脚足りなくなりました。子どもの人数が9の倍数だとすると、生徒は何人いますか。

1脚あたりの席数の差は5ー4=1席です。

「1脚に5人ずつ座ると、9人分の空席ができました」から、あまる席数は9席です。

一方、「1脚に4人ずつ座ると、長いすが5脚足りなくなりました」から、「不足する席数は4×5=20席」と考えてはいけません。

確かに、足りない5脚のうち4脚までは4人ずつ座ります。しかし、5脚目に座る人数は、必ずしも4人とは限りません。4人が座れる長いすには、1人から4人まで座る可能性があるからです。

したがって、不足する席数は、4×4+(1~4)×1=17席以上20席以下です。

線分図や面積図を描くと以下のようになります。

【過不足算】長椅子問題も簡単に解ける!席数の余りと不足に注目せよ

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全体の席数の差は、あまりと不足の和で9+(17~20)=26~29席です。

「いすの数=全体の席数の差÷いす1脚あたりの席数の差」より、いすは(26~29)÷1=26~29脚です。それぞれの子どもの人数は次の通りです。

  • いすが26脚のとき、子どもの人数は5×26-9=121人
  • いすが27脚のとき、子どもの人数は5×27-9=126人
  • いすが28脚のとき、子どもの人数は5×28-9=131人
  • いすが29脚のとき、子どもの人数は5×29-9=136人

したがって、9の倍数である126人が答です。

トップ画像=写真AC

コメント

  1. 山田流星 より:

    問題は「9の倍数」だけど、解説の最後は「3の倍数」になってます。

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