【都立高校入試国語対策】直前期の受験生が定着させるべき3つの視点

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【その2】指示語の内容を確認する

指示語とは、「これ」「それ」「この」「その」などのいわゆる「こそあど言葉」です。指示語は前後の内容の言い換えとして使われます。したがって、傍線部に指示語が含まれている場合、指示語の内容を確認する必要があります。

過去問の大問4[問1]で指示語の大切さを確認しましょう。

「それは、複雑適応系の動向に関する問題であり、単純な因果関係の理解にはならないのである。」とはどういうことか。

「どういうことか」と問われているので、傍線部の言い換えを答えます。そして、傍線部に「それ」という指示語があるので、指示語の内容を確認します。が、その前に、傍線部自体の文法構造をチェックしましょう。

「それは、……問題であり」という主述関係を把握できますか?「AはBである」という文では、「A=B」の関係が成り立ちます。つまり、傍線部では、「それ=問題」という関係が成り立っているんですね。漠然と「それ」の内容を探す前に、このくらいは理解しておきましょう。

指示語の内容は、原則として直前にあります。したがって、直前の文から「問題」を探します。

しかし、二酸化炭素の排出による地球の温暖化と気候変動や、生物多様性の減少の問題は、公害や特定の種の絶滅の問題よりもずっと多岐にわたる要素を含んでいる。

「問題」という言葉が二回登場しますが、「どっちなの?」と混乱しないでくださいね。「(一つ目の)問題は、(二つ目の)問題よりも……」と書いてある以上、筆者が重視している問題は一つ目の「問題」です。したがって、「それ」の内容は、「二酸化炭素の排出による地球の温暖化と気候変動や、生物多様性の減少の問題」です。

以上より、「それ」の内容が適切に言い換えられている選択肢はイしかありません。指示語の内容を本文中で確認するだけで正解を選べました。いかに指示語が大切か、理解してもらえましたか?

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