国語の記述問題で満点を狙おう!部分点しかもらえないNG解答例5選

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国語の記述問題で満点を狙おう!部分点しかもらえないNG解答例5選
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【NG解答例No3】比喩を入れている

(NG解答例No3)自分しか見えなくなって相手への配慮を欠いたり、鎖に思考を縛られたりするのではなく、自分を抜きにして相手の幸福を願うこと。(60字)

(NG解答例No3)には、比喩が入っています。かぎかっこ有りの「愛」を説明した第2段落にある「鎖」は「執着=『愛』」のたとえです。

比喩は、ある物事をよりわかりやすくするために別の物事に置きかえた表現です。そのため、比喩だけを抜き出しても意味がわかりません。

たとえば、「彼女はいつも微笑んでいて、職場を明るく照らす太陽のような存在だ」ならば、「太陽」から「いつも微笑んでいて職場を和ませている彼女」の姿が思い浮かびます。一方、「彼女は太陽のような存在だ」だけだと、具体的なイメージにはつながりません。したがって、「彼女」についての説明で「太陽のような存在」だけを書くのはNGとなります。

(NG解答例No3)では、「鎖に思考を縛られたりする」を「困難に執着したりする」などと言いかえるといいでしょう。

解答に比喩を入れないようにするコツは、具体例と同様に、解答を書き始める前に比喩を線で消してしまうことです。

今回の問題では、第2段落最後の2文「『愛』は、~」を線で消しましょう。

【NG解答例No4】抽象的な言葉を入れている

(NG解答例No4)自らの欲求に捕らわれて相手への配慮を欠いたり、困難に執着したりするのではなく、自分を抜きにして相手の幸福を願うこと。(58字)

(NG解答例No4)は、一見すると何も問題はないように思われます。そして、多くの受験生がこのような解答を書きます。

どこが減点対象なのかといえば、「自らの欲求」という言葉です。なぜなら、「自らの欲求」だけではどのような欲求なのかが採点者に伝わらないからです。「自らの欲求」は「自分の思い通りに相手をコントロールしたいという欲求」などと具体的に書かなければなりません。

「自らの欲求」のような抽象的な言葉は、可能な限り具体的に言いかえることが求められます。たとえば、「環境問題を解決する第一歩として自分にできることをすべきだ」よりも、「地球温暖化を解決する第一歩として資源の再利用とエネルギーの節約に努めるべきだ」の方が望ましい解答です。「環境問題」は「地球温暖化」に、「自分にできること」は「資源の再利用とエネルギーの節約」に言いかえられているからです。もっとも、「地球温暖化」が「環境問題」の具体例に過ぎない場合は、「環境問題」を言いかえる必要はありません。

解答に抽象的な言葉を入れないようにするコツは、「この言葉だけで採点者に正しく意味が伝わるかな?」と考えることです。

今回の問題では、「自らの欲求」だけだと採点者がさまざまに解釈する可能性がある、と気づけるかどうかがポイントです。

ちなみに、「上手くいかない状況(困難)」や「相手への配慮」も抽象的といえば抽象的です。しかし、「上手くいかない状況」は、第2段落1文目でかぎかっこ有りの「愛」の説明で使われているので、そのまま解答に盛り込んで問題ないでしょう。また、「相手への配慮」の具体的説明は本文から読み取れないので、こちらはそもそも具体的に言いかえられません。

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