推薦入試の作文は暗記科目!文章力の無い高校受験生のための事前対策

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記
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作文も暗記科目だ!

受験生の多くは、推薦入試の試験会場で、0から作文を書き始めます。たった50分しかない試験時間を数十分も費やしてネタ探し。時間が無くなって、文章がグッチャグチャ!!

作文アレルギーの受験生に至っては、原稿用紙の字数を埋めることすらできずに撃沈。せっかく与えられた推薦入試のチャンスをドブに捨ててしまいます。

こうした悲劇を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

作文をその場で書くのは無理

文章力や論理的思考力の無い中学生の多くは、その場でまともな作文を書けません。たとえ、事前に作文を書く練習をしていたとしても、です。そうした中学生たちに、「試験会場で0から作文を書くな!」と僕は言います。

作文を書けない受験生たちは、一度書いた作文を本番で再現する方法でしか生き残れません。つまり、作文を暗記科目と捉えるわけです。

暗記すべき作文は、事前の添削指導で徹底的にブラッシュアップした完成稿です。受験生は、この完成稿を試験本番で思い出して、原稿用紙に書けばいいんですね。

テーマに合わせて書き換える

暗記した作文と同じテーマが試験本番で出題されれば万々歳。しかし、多くの場合、予想外のテーマが出題されます。受験生は、こうした事態にどう対応すべきか?

ここで有効なのが、テーマに合わせて結論・主張を書き換える、というテクニックです。

僕は、「作文では、“結論・主張→体験談・根拠→結論・主張”という構成にしましょう」と冒頭で述べました。この構成のうち、最初と最後の結論・主張を書き換えるのです。

前ページの【解答例】で考えてみますね。【解答例】では、最初の段落と最後の段落が結論・主張です。この2つの段落をテーマに合わせて書き換えますよ。

【問題2】

人と人との関わりにおいて大切だと思うことを600字以内で述べなさい。

【問題2に合わせた書き換え例】

 人と人との関わりにおいて、誰に対しても偏見を持たずに接することが大切です。

……(中略)……

 私たちは、自分と違う境遇の人たちに出会うと、さまざまな偏見を抱いてしまいます。そうした偏見を捨てて、誰に対しても平等に接していきたいと思います。

太字の部分が書き換えです。体験談などの部分は一切変えなくてOK。簡単ですね!

「テーマが似通っているから簡単に書き換えられたんだろ?」と言われそうですね。では、別のテーマでも書き換えてみましょう。

【問題3】

「私の好きな場所」というテーマで、あなたの考えるところを600字以内で述べなさい。

【問題3に合わせた書き換え例】

 私の好きな場所は通学路です。そこでの出来事が私を変えてくれたからです。

……(中略)……

 彼との出会いを通して、私は自らの偏見を改められました。そのきっかけとなった通学路が私は大好きです。

【問題4】

高校で学びたいことについて、あなたの意見を600字以内で述べなさい。

【問題4に合わせた書き換え例】

 高校では、勉強以外の大切なことも学びたいと思います。

……(中略)……

 この体験のように、人との出会いを通して、私は自分を変えていきたいと思っています。高校ではどんな人と出会えるのか、今からとても楽しみです。

こんな感じで、一度書いた作文をあらゆるテーマで使い回すことが大切です。

テーマは3パターン

もっとも、使い回し用の作文が1つだけだと、あらゆるテーマで使い回すのは厳しいと思います。推薦入試受験生の皆さんは、次の3パターンの作文を用意しておくといいでしょう。

・勉強(科目)に関する作文

・部活や課外活動に関する作文

・人間関係に関する作文

3パターンを一通り揃えておいて、「こっちのテーマなら勉強!あっちのテーマなら部活!」と書き分けます。これで、ほとんどのテーマを網羅できるはずです。

繰り返しますが、作文が苦手な受験生は、試験会場で0から作文を書いてはいけません。高校の推薦入試程度であれば、しっかり事前対策をすれば作文も攻略できます!!

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コメント

  1. 松井ふみえ より:

    こんにちは。とても参考になりますね。昨年、知っていればもっと良かった思いました。そこで質問があります。
    同僚のお子さんが今年、高校受験生で都推薦に向けてナーバスになっているとの事。
    昨年、我が子が都推薦で合格したので、作文はどうしたのか尋ねられました。
    私が5つぐらい題材を過去問からピックアップし、5つ作文を子どもに書かせて、私が添削(大笑)しました。それをまた書き直しさせ、暗記させたと伝えました。
    無論、5つの作文をまるまる暗記出来たわけではありませんが、我が子の高校の過去問は毎年、似たり寄ったりの題材でしたのである程度、文章レベルの暗記でつぶしが利いたと思います。ですが納得していないようで、よくよく聞いてみると、毎年題材が”格言”なんだそうです。そして時には英語の格言だったりしてるそうです。
    どんな格言なのか私にはよく分かりませんが、みみずく先生ならご存知と思いました。そして対策をお持ちかと思いましたので、出来ればご回答頂きたいです。よろしくお願いします。

    • みみずく みみずく より:

      コメントありがとうございます。
      僕は、自分の生徒が受験する学校の情報しか収集しません。そのため、格言が出題される学校がどこなのか、またその対策をどうすべきか、は残念ながら分かりません。
      都立高校の推薦入試問題については、東京都教育委員会が毎年テーマを一覧にして公開しています。以下のURLからご覧ください。
      http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/25suisen_theme.htm
      もし、格言を出題する推薦入試の対策を依頼された場合、僕は以下の2点を生徒にやらせます。
      ・代表的な格言の意味を暗記させる(いわゆる国語のお勉強)
      ・どんな格言でも使えそうな体験談をいくつか書かせて、それらを暗記させる。
      要は、記事で書いたことと同じような指導です。どんな格言が出題されるのか分からない以上、あとは運任せになりますね。
      有益な回答でなくて申し訳ありません。

  2. 松井ふみえ より:

    みみずく先生

    早速のご返答ありがとうございます。
    お礼の返信が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
    いえいえ、とても親身にご回答を頂き、感謝しております。
    しかも無料で申し訳ありません。
    すぐに同僚にメールしてみます。

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