受験学年に突入した生徒たちは志望校の過去問を解き始めます。
とはいえ、夏休み前の学力では、生徒が自力で解ける問題も限られてきます。そのため、「これを解いて」と僕が生徒に指示して問題を解かせます。
虫食い状態で過去問を解かせていると、次の問題が出てくるんですね。
・どの年度の問題を解いたのか分からなくなる。
・解き直しをするときに、問題を探すのが面倒。
・あちこちに情報が分散して混乱する。
これらの問題を解決するため、過去問ノートを作ることを僕は生徒に勧めています。
過去問ノートとは?
過去問ノートとは、志望校の過去問に関する情報を1冊に集約したノートのことです。具体的には、次の手順で過去問ノートを作成します。
1. 科目別にノートを用意する。
2. 過去問集の問題をコピーしてノートに貼る。
3. 2と同じページか隣のページに問題を解く。
4. 3を添削して、正しい解答を書きこむ。
5. 必要に応じて模範解答&解説もコピーして貼る。
市販の過去問集には、学校情報や受験情報、自分が受験しない科目の問題と解説、さらには広告まで載っています。これらのページがあるから1冊1冊が分厚くなるんですね。無駄なページは持ち運びや問題演習の邪魔になります。
必要な問題だけを切り貼りした過去問ノートは、無駄がなく、使い勝手のいい、自分だけのオリジナル問題集です。
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