【背景知識と現代文読解】国語指導で芸術論や文化論を重視すべき?

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記 国語一般

語彙力と日本語読解能力さえ鍛えれば、背景知識に拘る必要はない、と僕は考えます(もちろん、難解な文章を抵抗なく、速く読みたいなら、背景知識はあった方が有利です)。

しかし、僕のような立場はおそらく少数派でしょう。巷の国語指導者たち(参考書類)は背景知識の必要性を強調します。何故でしょうか?

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現代文読解は文学研究ではない

国語指導者たちの多くが背景知識を重視するのは、彼らが文系学部出身だからだ、と僕は思っています。

文系の学問、特に文学研究では、膨大な資料をもとに論理を組み立てるのが普通です。文学作品の解釈をしようと思えば、その作品以外の資料から情報を引用する必要があります。

●●説では「……」と書かれていて、▲▲説では「……」と書かれていることを勘案して、「~~」という一文は××と解するのが妥当である。

こういう研究手法に慣れてしまった文系学部出身者たちが、「現代文の読解でも豊富な背景知識が必要だ」と言うのではないでしょうか?彼らが背景知識を重視するのは、現代文読解を文学研究と同じ視点で捉えているからではないのでしょうか?

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背景知識の無い状態でどう問題を解くか?

現代文の読解で背景知識に正解の根拠を求めるのはNGです。現代文では、本文に書いてあることだけから解答を作ることが求められるからです。

だからこそ、僕の現代文指導では、背景知識を過度に重視しないようにしています。背景知識の解説に時間を割くのではなく、「背景知識の無い状態でどう問題を解くか?」を徹底的に生徒たちに仕込みます。

もちろん、背景知識の解説をすることもありますよ。しかし、それは教養を深めるための指導であり、現代文の読解指導ではありません。

トップ画像=フリー写真素材ぱくたそ / モデル=みき。

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