今回はbe動詞(”am”と”are”と”is”)の使い分けを学びましょう。
be動詞は主語で使い分ける
be動詞の”am”と”are”と”is”は主語で使い分けます。具体的には「主語が三人称単数のときは”is”で、それ以外のときは”are”」と覚えましょう。
ここで「三人称単数」という言葉が出てきたので、人称と単数・複数について説明します。
人称
人称には次の3種類があります。
- 一人称…私(自分)
- 二人称…あなた(相手)
- 三人称…私とあなた以外(第三者)
単数・複数
単数・複数の違いは次の通りです。
- 単数…1人、1つ、1匹
- 単数…2人、2つ、2匹以上
人称と単数・複数の組み合わせ
人称と単数・複数を組み合わせると、主語を次のように分類できます。
- I(私は) → 私×1人 → 一人称単数
- we(私たちは) → 私×2人以上 → 一人称複数
- you(あなたは) → あなた×1人 → 二人称単数
- you(あなたたちは) → あなた×2人以上 → 二人称複数
- he(彼は) → 私とあなた以外×1人 → 三人称単数
- they(彼らは) → 私とあなた以外×2人以上 → 三人称複数
これらをいちいち覚えていくのは大変です。
そこで、「主語が三人称単数のときは”is”で、それ以外のときは”are”」と覚えて、「主語が三人称単数かどうか?」だけを判断することにします。
ただし、主語が”I”のときは”am”ですが、さすがに”I am ~.”を”I is ~.”などとまちがうことはないはずです。こういう絶対にまちがわないものは無視するのがコツです。
また、「三人称単数=私とあなた以外の1人、1つ、1匹」と覚えましょう。
話が変わるけど、2~50の整数を素数と合成数(素数でない数)に分類して覚えよう。
えっと、2は素数、3は素数、4は合成数、5は素数、6は合成数、……
その覚え方は効率が悪い。2~50の整数は素数か合成数のどちらかに必ず分類されるんだから、数の少ない素数だけを覚えよう。
「2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47は素数で、それ以外は合成数」と覚えればいいんですね!
その通り。2種類に分類される知識を覚える場合、数の少ない方だけを覚えるのがコツだよ。
be動詞を使い分ける練習
主語をいろいろ変えてbe動詞を使い分ける練習をしましょう。
「主語が三人称単数かどうか?」だけをひたすらチェックしていくのがコツです。
次の各文の ( ) に is・am・are のどれかを入れなさい。
1. I ( ) from Japan.
2. She ( ) from Japan.
3. They ( ) from Japan.
4. Ken ( ) from Japan.
5. Ken and Yumi ( ) from Japan.
6. You ( ) tired.
7. He ( ) tired.
8. We ( ) tired.
9. My brother ( ) tired.
10. My brothers ( ) tired.
【解答】
1. I(私は) → am
2. She(彼女は) → 三人称単数 → is
3. They(彼らは) → 三人称単数ではない → are
4. Ken(健は) → 三人称単数 → is
5. Ken and Yumi(健と由美は) → 三人称単数ではない → are
6. You(あなたは) → 三人称単数ではない → are
7. He(彼は) → 三人称単数 → is
8. We(私たちは) → 三人称単数ではない → are
9. My brother(私の兄は) → 三人称単数 → is
10. My brothers(私の兄たちは) → 三人称単数ではない → are
“My brother”は「私の兄は」という意味だけど、「兄は」が主語だから注意しよう。
「私の」は、「~は」ではなく「~の」だから、主語にならないんですよね。
その通り。それから、単数形の”My brother”に s が付くと複数形の”My brothers”になるんだ。日本語の主語が「私の兄は」でも、英語の主語が”My brothers”なら複数形だから、be動詞は”are”を使おう。
日本語と英語で単数・複数が必ずしも対応しているわけではないから、注意しないと……
【今回のまとめ】
- 主語が三人称単数のときは”is”で、それ以外のときは”are”
- 三人称単数=私とあなた以外の1人、1つ、1匹
トップ画像=写真AC
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