国語の記述問題にはルールがある?対比に着目した要約のコツを解説

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書きぬき問題の解法

前ページの問題を順番に解いていきましょう。

問一(1)は、今回のメインテーマである「対比」とは関係ないので、サクッと解説してしまいますね。

問題文中に「目的を…二十四字で書きぬきましょう」とあるので、答えるべきものは「目的」。したがって、本文中から「目的」という言葉を探します。

2段落第1文に「遺伝子組み換えの目的は…」とあり、第2文にも「品種改良も同じ目的で…」とあります。そのため、「遺伝子組み換えの目的は…」の後から二十四字の言葉を書きぬきます。

(解答)病気や害虫に強くて品質の高い農作物を開発すること

対比をまとめる記述問題の解法(基本)

対比とは、2つのものを比べて、その違いをはっきりさせることです。「一方」「他方」「それに対して」などの言葉が対比の目印になります。

対比をまとめさせる問題は国語の記述問題に頻出です。前ページの問題も、問一(2)と問二で対比をまとめさせる記述問題です。まずは、簡単な問一(2)から解説しますね。

問題文中に「遺伝子組み換えと品種改良の違いを…書きましょう。」とあるので、答えるべきものは「遺伝子組み換えと品種改良の違い」。したがって、本文中から「違い」という言葉を探します。

第2段落最終文に「両者には違いがあります」とあり、「違い」の具体的な説明は第3段落に書かれています。第3段落では、「一方」という接続詞の前で「品種改良」について、その後ろで「遺伝子組み換え」について説明しています。このことをふまえて、答案作成に必要な要素を取捨選択していきます。

「品種改良」について説明されている1文は、「野生の動植物の中から優良なものを選んで育てる」と「人間に役立つ農作物を作ります」の2つの要素に分かれます。「人間に役立つ農作物を作ります」という要素は「遺伝子組み換え」にも共通するので、「違い」を説明する答案からは除きます。

一方、「遺伝子組み換え」について説明されているのは2文です。これらの文の中から、「野生の動植物の中から優良なものを選んで育てる」に対応する表現を探します。これが「動植物の遺伝子を直接操作します」です。続く文(「異なる生物同士の…も作れます。」)は、遺伝子を直接操作することの一例なので、「具体例は解答にならない」という鉄則通り無視します。

要素の取捨選択が終わったら、答案の形式を考えます。問題文には「遺伝子組み換えと品種改良の違い」と書かれているので、答案も「遺伝子組み換えは…だが、品種改良は~だという違い。」とまとめます。対比をまとめる問題では、多くの場合、接続は逆接です。そのため、「…だが~」という形にします。また、「違い」を答えなければならないので、答案の文末も「~違い。」で結びます。

「遺伝子組み換え」と「品種改良」の説明の順番は逆でも構いませんが、問題文が「遺伝子組み換え→品種改良」の順なので、答案構成も「遺伝子組み換え→品種改良」の順にした方が良いでしょう。

以上をふまえて答案をまとめると、次の(解答例)になります。

(解答例)遺伝子組み換えは動植物の遺伝子を直接操作するが、品種改良は野生の動植物の中から優良なものを選んで育てるという違い。

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