【都立高校入試社会対策】過去問から考える資料読み取り問題のコツ

【都立高校入試社会対策】資料読み取り問題のコツをつかんで5点獲得 都立入試社会
スポンサーリンク

細かい年号や近現代史の知識を知らなくても正解できる?

24年度の大問6[問2]にもチャレンジしてみましょう。

「わが国では、第二次世界大戦後の労働力人口の変化が、国内の経済活動に影響を及ぼしてきた。」とあるが、次のグラフは、1955年から2010年までの我が国の労働力人口と国内総生産(GDP)の推移を示したものである。グラフ中のCの時期に当てはまるのは、次のア~エのうちではどれか。

【都立高校入試社会対策】資料読み取り問題のコツをつかんで5点獲得

ア 購買意欲の高い労働力人口は増え続け、第二次ベビーブームが訪れる一方、二度の経済危機を乗り越える中で、わが国に始めてコンビニエンスストアが開店するなど、消費スタイルが変化し始めた。

イ 第二次世界大戦後最長となる緩やかな景気回復が続く中で、少子高齢化が一層進んで労働力人口は減少に転じ、男女共同参画社会基本法が制定されるなど、個々人の能力を生かす社会の在り方が問われ始めた。

ウ 大量の労働力として産業の発展に貢献した人々の収入が増え、消費は拡大し、「三種の神器」と言われた冷蔵庫や洗濯機、白黒テレビの家庭への普及率が50%を超え、大量生産・大量消費の時代が始まった。

エ 労働力人口が依然として増え続けるとともに、銀行などが余剰資金を土地や株式に投資し、地価や株価が高騰したが、国の金融規制などにより地価や株価が急落し、バブル経済は崩壊した。

分かりやすい選択肢イから検討します。「労働力人口が減少に転じ」とありますが、グラフの中で労働力人口が減少に転じているのはDの時期だけです。したがって、Dがイです。

次に、「バブル経済は崩壊した」とあるエを検討します。バブル経済が崩壊すれば、国の豊かさを表す国内総生産(GDP)が下降に転じると判断できるでしょう。したがって、Dはイなので、Dの前のCがエとなり、正解はエです。

細かい年号や近現代史の知識を知らなくても、グラフから情報をしっかり読み取れれば解ける問題でした。

もちろん、普段の勉強では、「正解を選べたから終わり」にしてはいけません。「【都立高校入試社会対策】過去問分析に基づく効果的な歴史の勉強法」「【都立高校入試社会対策】近現代史はストーリー仕立てで理解しよう」にも書いた通り、「ベビーブーム」「バブル経済」などの言葉を年表にまとめたり、教科書を読み直してストーリーをイメージしたりしてくださいね。

スポンサーリンク

「グラフや統計がわからない!」と決めつけてはいけない!

資料読み取り問題が苦手な受験生は、「グラフや統計がわからない!」と決めつけて、せっかく与えられたヒントを見ようともしません。しかし、1問5点の記号選択問題を思い込みで捨ててしまうのはとても危険です。たった1問の正解不正解が合否に直結する可能性が高いからです。

都立高校受験生は、都立高校入試の過去問が10年分収録されている「高校入試 虎の巻」で資料読み取り問題に目を通し、正解に至るコツを自分なりにつかんでおきましょう。

トップ画像=Pixabay

コメント

タイトルとURLをコピーしました