作文の書き方にはコツがある!文章を書くのが苦手な中高生の特徴3選

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記小論文・作文

多くの中高生は作文や小論文で背伸びしようとします。読解問題の評論をお手本にして、難しい文章を書こうとするんですね。

しかし、彼らが背伸びして書き上げた「力作」は、ほとんどの場合、意味不明でミスの多いダメダメな文章になります。ダメダメな文章の例をお見せしますね。

古典を学習することは、現代社会はいまだ未成熟なので様々な問題が起こっていて、私たちは常に脅威しているが、それらと向き合う場面において私たちは普遍な視野を与える。

生徒の作文や小論文を読んでいると、このレベルの文章が非常に多いんですよ。生徒は一生懸命書いたのでしょうが、これを読まされる僕は???です。「ここはどういう意味?」と僕が聞くと、「よく分かりません」と生徒が答えることすらあります。

書いた本人でさえ意味不明な文章!!(笑)

ダメダメな文章の問題点

冒頭の文章のダメダメな点を列記します。これらは文章を書く荷が苦手な中高生に共通する特徴です。

  1. 言葉の使い方を間違っている。
  2. 一文が長過ぎる。
  3. 主述関係がねじれている。

これらを一つずつ検討しながら、冒頭の文章を添削しますね。

1. 言葉の使い方を間違っている。

まずは、言葉の使い方があちこち間違っています。

  • いまだ未成熟→「いまだ」は「未だ」なので、「未成熟」の「未」と重言になっている。
  • 脅威している→「脅威」という名詞に「する」を付けて動詞化することはできない。
  • 普遍な→「普遍」を形容詞化したい場合は、通常「普遍的な」とする。

こうした間違いを犯すのは、普段使わない難しい言葉を無理に使おうとすることに原因があります。

作文や小論文では、意味や用法の怪しい言葉を絶対に使ってはいけません。怪しげな言葉を使わずに、普段から使い慣れた言葉を使うべきです。

冒頭の文章の間違い箇所を次のように言い換えてみましょう。

  • 未成熟→十分に発達していない
  • 脅威している→不安を感じている
  • 普遍→広い

2. 一文が長過ぎる。

一文が長過ぎると、主述関係のねじれや同じ言葉の反復など、失敗の原因になります。文章を書き慣れている生徒以外は、一文を40字程度に収めるといいでしょう。

そして、一文を短くする際に注意すべきは、可能な限り一文の主語は1つにするということです。たとえば、「私は勉強したが、彼は遊んだ。」よりも、「私は勉強した。しかし、彼は遊んだ。」の方がベターです。これを意識するだけで、主述関係のねじれを防げます。

冒頭の文章は3~5文くらいに分けます。

3. 主述関係がねじれている。

冒頭の文章には、さらに次の問題点があります。

  • 「古典を学習することは」に対する述語が無い。
  • 「私たちは普遍な視点を与える」の「与える」は不自然。

主述関係がねじれている文は間違いです。

たとえば、「私は、その本は面白い。」は、「私は、その本は面白い、と思った。」にしないと「私は」に対する述語が無いことになります。

また、能動と受動、自動詞と他動詞など、主語から動詞の形を決めなければなりません。たとえば、「その本は沢山の人々に読んだ。」は、「その本は沢山の人々に読まれた。」もしくは「その本を沢山の人々が読んだ。」が正しいわけです。

主語を意識しながら述語を決定していくのが文章作成のコツです。前ページの文章を次のように修正します。

  • 「古典を学習することは」に「大切だ」という述語を付ける。
  • 「私たちは……与える」を「私たちに……与えてくれる」に書き換える。

簡潔で読みやすい文章を

最後に、冒頭のダメダメな文章を書き直しますね。

古典を学習することは大切だ。現代社会は十分に発達していないので、様々な問題が起こっている。私たちは常に不安を感じている。その不安と向き合う場面において、古典は私たちに広い視野を与えてくれる。

作文や小論文では、読解問題に出題される評論のような難解な文章である必要はありません。背伸びをせず、簡潔で読みやすい文章を書きましょう!!

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