「中学受験ではなく高校受験」という選択肢!塾に通わず公立中学で成功するには?

結果を出す人を育てる指導法?長所を伸ばすか?短所を克服させるか? 教育論

当サイト管理人のみみずくが東京で家庭教師を始めてから10年以上経ちました。(地元での指導も含めると約20年です)

その間、中学受験生、非中学受験生、中学受験をして私立中高一貫校に進学した生徒、中学受験をせずに公立中学に進学した生徒、高校受験生、大学受験生など、さまざまな生徒たちと出会いました。こうした経験をふまえた上で、僕は、飛び抜けて優秀な小学生以外には、「中学受験ではなく高校受験」という選択肢が最適なのでないか、と考えます。

当記事では、僕が考える「中学受験ではなく高校受験」について、自分なりに整理してみたいと思います。今後の家庭教師としての指導方針もお伝えします。

中学受験が中学進学後の勉強に悪影響を及ぼす?

最初に断っておくと、僕は、中学受験自体には賛成でも反対でもありません。しかし、大手塾主導の中学受験「ビジネス」には反対です。というのも、多くの中学受験生とその保護者が塾に煽られ、追い立てられ、雑な「勉強」をしているからです。

たとえば、小学3、4年から、さらには小学1年から塾に通っている中学受験生の中には、小学6年の夏休み明けで四則計算のルールすら知らない受験生や、主語を見分けることすらできない受験生などがいます。僕は「多大なる金と時間と労力をかけて、彼らはいったい何を学んだのか?」と疑問に思いますし、こうなってしまうまで彼らを放置した大人たちに対して怒りを覚えます。

しかも、このレベルの受験生でも、どこかの私立中学には合格します。「優秀な小学生だけが中学受験する」は遠い昔の話です。

もっとも、彼らが進学先の中学で雑な「勉強」を改めてくれるなら問題ありません。しかし、雑な「勉強」で何とかなった経験から、勉強法を改善せずに成績下位となり、中退したり、高校に進学できなかったり……も起こり得ます。いわゆる「深海魚」です。これでは「何のために中学受験したのか?」でしょう。

中学受験の勉強は、中学や高校の学習内容も見据えた上で論理的に行うならば、一生モノの財産になります。一方、多くの中学受験生はこういう勉強をしていないどころか、中学や高校の勉強でつまずく原因となるデタラメを「勉強」と称して繰り返しています。その背後には、受験生や保護者から余裕を奪う大手塾のカリキュラムや組分けテストがあります。

僕は大手塾主導の中学受験「ビジネス」に嫌悪感を覚えることもあり、今後は塾のフォローや組分けテスト対策などを一切行わないことにしました。中学受験指導から完全撤退することになっても構いません。

大学受験を見据えて戦略的に高校受験をするには?

近年、教育系インフルエンサーが掲げる「戦略的高校受験」という主張も人気です。僕はこの主張の詳細を知らないので賛同も批判もしません。ただ、高校受験で第一志望に合格すること「だけ」を目的とするならば、大学受験につながらないので、決して「戦略的」ではない、と考えます。

たとえば、都立高校入試は全体的に倍率が低く、学習指導要領に縛られて簡単なので、偏差値60程度の高校なら合格すること自体は難しくありません。しかし、その高校から、希望する大学に進学できるかといえば難しいでしょう

都立高校に限らず、一般的な公立高校に関して、偏差値65より上の高校に進学しない限り、有名大学への進学は厳しいといわれます。また、偏差値65より上の公立高校に進学できても、既に上位私立中高一貫校の生徒たちと学力差が大きく開いているので、高校生になってからその差を埋めるのは大変です。

大学受験を見据えて戦略的に高校受験をするのなら、私立中高一貫校と同じ進度で高校1年までの勉強を中学のうちに終わらせておくべきでしょう。中学2年で数学検定準2級や英語検定準2級に合格することを目標に勉強するのがおすすめです。

都内の高校受験専門の大手塾の一部では、数学や英語に関して高校内容を先取りしています。しかし、これらの塾も「ビジネス」になっていて、その先取りも雑なことが多いようです。

そのため、高校受験生に関しても、僕は塾のフォローをするつもりはありません。というか、過去の指導経験上、塾に通わず家庭教師だけの生徒はほぼ全員第一志望に合格する一方、塾と併用だった生徒は……という事情もあったので、なおさら塾のフォローはしたくありません。

小学時代から家庭教師と一緒に先取りするメリット

何年か前までの僕の家庭教師指導では、中学受験しない小学4、5年生を教えていました。

彼らは、「割り算がわからない」というレベルからスタートして、中学で数学検定準2級や英語検定準2級に合格し、もちろん高校受験でも第一志望に合格しました。週に何回も塾に通っている同級生から「おまえは勉強していないのに、どうして俺より成績が良いのか?」と聞かれた生徒もいます。勉強のコツを掴めば、公立中学の簡単な勉強には、それほど時間を割かなくてもよくなります

彼らはさまざまな場面で評価されていました。部活で都大会に出場し、地元テレビ局にインタビューされた生徒もいました。作文などで賞を取りまくり、調査書の記載欄が足りなくなった生徒もいました。早い時期から家庭教師と一緒に先取りし、勉強で苦労しなくなったからこそ、勉強以外でも活躍できたのでしょう

小学4、5年から僕の指導を続けた生徒たちの多くは、高校受験までずっと、週2時間の指導を受けたで全科目の成績を良好に維持し、第一志望に合格していました。もちろん、全ての生徒が僕の指導で上手くいったわけではありません。どうしても相性が悪く、途中で辞めた生徒もいます。しかし、辞めなかった生徒は概ね順調でした。

僕の指導では、算数・数学と英語の先取りをしつつ、ノートの取り方や問題への取り組み方、話の聞き方、教科書の読み方、テスト勉強のし方なども時間をかけて教え、確実にできることを増やしていきます。その効果が中学で現れると、「あまり勉強しなくても成績が良い」状態になります。

中学で成績が低迷してから僕の指導を受けても、もとから優秀な生徒以外、小学時代から僕の指導を受けていた生徒には敵いませんでした。塾などで変な癖が刷り込まれていると、成績を伸ばすのがさらに大変になります。「大手塾に通わせれば安心」と考える保護者が多いですが、大手塾に通わせると却ってダメになる子供も多いことは覚えておくとよいでしょう。

指導料割引と無料体験指導のお知らせ

小学5年生以下から指導スタートし、家庭教師だけで高校受験を目指すという生徒については、優先的に受け入れたいと思います。

僕は国語・数学(算数)・英語を高校内容まで教えられるので、大学受験を見据えた指導を行います。また、生徒との対話を重視し、過度の負担にならない指導を心がけます。

指導料は「家庭教師のご案内」に記載の額より、1時間あたり1000円割引します。また、体験指導も1時間程度無料(交通費実費)で実施しますので、以下の「お問い合わせ」からお気軽にご相談ください。ただし、小学6年生以上の生徒、塾との併用の生徒、中学受験生については、指導料割引や無料体験指導がありませんので、ご了承ください。

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