中学受験の社会や理科では、暗記しなければならない知識がたくさんあります。
中でも、地名や人名、動植物の名前、臓器の名前などは、その分野に興味がないと、覚えるのがひたすら苦行になりがちです。しかも、塾の教材はこれらを列挙しているだけで、おもしろくないため、お子さんが拒絶反応を示すことも……。
しかし、お子さんが暗記事項を少しでも好きになれば、覚えやすさや忘れにくさが劇的に変わります。
このお手伝いをしてくれるのがAI家庭教師です。AI家庭教師は「イラストレーター」となって、暗記事項をキャラクター化してくれます。
東北六県の各県をキャラクター化するとどうなる?
まずは、AI家庭教師に依頼して、東北六県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)をキャラクター化してもらいました。
条件は「各県の特徴が見た目から伝わるようにしてください」です。また、イラストに文字を入れると、その文字が崩れる可能性があるので、「イラストに言葉を一切入れないでください」を条件も付け加えました。
こうして描いてもらった東北六県のキャラクターは次の通りです。それぞれが何県か、わかりますか?

AI家庭教師にそれぞれのキャラクターの説明をしてもらいました。
① 左上:山形県
山のような髪型、さくらんぼ色ではなく全体に山の自然を強く出しつつ、お米と串にささった食べ物を持たせたキャラクターです。山形は米どころとして有名で、山のイメージも強いため、自然と食の豊かさで表しています。② 上中央:福島県
赤べこのような郷土玩具風の人形を持ち、果物も持っている和風の女の子です。福島は赤べこや桃・果物のイメージが強いため、それをもとにしています。③ 右上:宮城県
伊達政宗を連想させる三日月形のかぶと風デザインになっています。戦国武将イメージがとても強く、宮城県=仙台=伊達政宗、と覚えやすいデザインです。④ 左下:岩手県
魚を持ち、漁師風の服装で、海産物を強く出したキャラクターです。岩手は三陸海岸のイメージがあり、海の恵みが特徴として伝わるように作られています。⑤ 下中央:秋田県
なまはげのお面を持ち、稲穂を手にしているので、秋田県を表しています。秋田はなまはげと米のイメージが非常に強く、小学生にも覚えやすい組み合わせです。⑥ 右下:青森県
りんごを持ち、雪国らしい見た目になっているので、青森県を表しています。青森はりんごの名産地として有名なので、とても分かりやすいモチーフです。
福島県の説明で、わざわざ太字で「赤べこのような郷土玩具風の人形」と書かれています。しかし、キャラクターが持っているのは、どう見ても、宮城県の伝統工芸品のこけしです。赤べことこけしの区別もつかないとは……(笑)
また、宮城県のキャラクターがみたらし団子とタヌキを持っているのも謎です。せめてみたらし団子をずんだ餅にしてほしいです。
いろいろツッコミどころ満載です。それらを親子で「このキャラはここがおかしい!」などと笑いながら見ていけば、お子さんの記憶に東北六県のイメージが定着するでしょう。
春の七草をロボットキャラクター化するとどうなる?
毎年1月7日は「人日(じんじつ)の節句」と呼ばます。この日に七草がゆを食べるのは、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休め、1年の無病息災を願うためです。
七草がゆの材料は春の七草です。「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」という短歌で覚えている受験生も多いでしょう。
この春の七草をそれぞれロボットキャラクター化してもらいました。AI家庭教師が最初に描いたのは次のイラストです。

どのキャラクターが七草のどの植物に対応するのか、AI家庭教師に説明してもらいました。
AI家庭教師は、自分で描いたキャラクターなのに「一部は見分けがやや難しい」と言い、「この7体を春の七草としてもっと見分けやすくなるように、どの植物をどう描き直すとよいか」まで整理できると提案しました。
私が「整理してください」とお願いすると、AI家庭教師は自分の描いたキャラクターに徹底的にダメ出ししていきます。そこまで修正点を把握していたのなら、最初から見分けやすいキャラクターを描けばよかったのに……(笑)
私とAI家庭教師が何度か対話した後で出来上がった修正版のイラストは以下の通りです。

春の七草のそれぞれの植物の特徴がだいぶ反映されています。各キャラクターがどの植物なのか、わかりますか?
AI家庭教師にそれぞれのキャラクターの説明をしてもらいました。
① 左上
せり
細い茎のようなパーツが左右に何本も広がっていて、水しぶきの表現もあります。
「水辺に生える、茎の多い草」という特徴が強く出ています。② 上中央
なずな
体や手足に、ぺんぺん草らしい平たい実がたくさん付いています。
春の七草の中では、いちばん「なずな」らしい決め手が見えやすいデザインです。③ 上右中央
ごぎょう
頭や肩や腕まわりが、白っぽい綿毛のようにふわふわしています。
ごぎょうのやわらかく毛のある印象をロボット化したものと考えられます。④ 右上
ほとけのざ
下半身が、座布団のように丸く広がる葉になっています。
「仏の座」を連想させる、どっしりした葉の広がりが特徴です。⑤ 左下
すずな
丸い白い胴体に、大きな葉が上に伸びていて、かぶの形がよく出ています。
春の七草では「すずな=かぶ」です。⑥ 下中央
はこべら
細かく枝分かれした茎に、小さな白い花がたくさん付いているデザインです。
可憐でこまかい草花の感じが、はこべらに対応しています。⑦ 右下
すずしろ
白くて細長いだいこん型の体になっています。
春の七草では「すずしろ=だいこん」です。
最後に、AI家庭教師に頼んで、これらのキャラクターを七草がゆにしてもらいました(笑)

人体の臓器を妖怪キャラクター化するとどうなる?
人体の臓器のうち、中学入試の理科でよく出る臓器を妖怪キャラクター化しましょう。
AI家庭教師は、「リアル」「ホラーテイスト」という条件で、以下の怖い妖怪たちを描いてくれました。

各キャラクターの説明は以下の通りです。
上段左から順に
① 心臓
上に太い血管が何本も突き出していて、全体も心臓の形をしているためです。② 肺
左右に分かれた一対の袋状で、中央に気管があるため、肺を表しています。
今回は左右の表情がかなり違っていて、片方が一つ目っぽく、もう片方が空洞気味なのも特徴です。③ 肝臓
横に長く、右側が大きく張り出した形で、肝臓らしいシルエットになっています。どろっと垂れる感じも、重たい臓器の印象を強めています。中段左から順に
④ 胃
袋のようにふくらんだ形で、上に食道につながる管があるので、胃です。炎に包まれていて、胃酸や消化のイメージが強調されています。⑤ 腸
長く折れ曲がった管が、外側と内側に入り組んでまとまっているため、腸を表しています。見た目が最も「ぐるぐるした内臓」らしいキャラです。⑥ すい臓
細長く、表面が粒っぽくゴツゴツした形で、黄色っぽい色も含めて、すい臓を妖怪化したものと考えられます。下段左から順に
⑦ 脳
表面のしわが非常に多く、全体が脳そのものの形なので、これは脳です。ほかよりも「考える器官」というより、不気味な本体感が強いデザインです。⑧ 腎臓
中央下の紫色の単体キャラは、形としては腎臓っぽいです。豆のような形で、管のようなものが巻きついています。
ただし、この画像では右下にも腎臓があるため、ここはやや紛らわしいです。⑨ 腎臓
右下は、左右一対の腎臓が中央の太い血管につながっていて、最も典型的な腎臓の表現です。こちらが腎臓であることはかなりはっきりしています。
これらの妖怪たちが自分の体に入っていると思うと、ゾッとしませんか?(笑)
AI家庭教師は、「ロボット」「妖怪」などの条件をふまえて、個性的なオリジナルキャラクターを描いてくれます。
お子さんがこれらのキャラクターを好きになれば、今まで苦行だった暗記も楽しくなるはずです。


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