2017年6月18日、僕は日本漢字能力検定準1級を受検し合格しました。その合格証書が先日届きました。
検定結果通知によると、200点中160点合格で僕は169点でした。微妙な点数ですが、合格は合格なので結果オーライ!
というわけで、みみずくの漢検準1級合格体験記です。
漢検準1級合格までの道のりは長かった
思い返せば、漢検準1級合格までの道のりは長いものでした。
高校2年のとき、体育の授業をサボって教室で漢検準1級の勉強をしていました。このことが体育の先生にバレて怒られ、反省文を書かされました。後に、「漢検は受かったのか?」と同じ先生に聞かれ、合格できなかった僕は返事に窮しました。良い思い出です(笑)
あれから十数年……。数年に1回くらいのペースで、断続的に漢検準1級を受検してきました。しかし、何回受けても合格できません。理由は簡単で、全然勉強しなかったからです。毎回、「めんどくさいな」と思いながら何もせず、検定日当日の午前中に問題集を必死で暗記する……不合格は当然ですね。
一方、「勉強すれば合格するはず」という確信はありました。そのため、2017年第1回の受検を申し込んだときは、「今回はきちんと勉強しよう!」と決意しました。そして、猛勉強した結果、無事に合格しました!
……と言いたいところですが、実は「勉強した」と胸を張って自慢できるほど勉強しませんでした。受検申し込み後、勉強したりしなかったりを繰り返して、復習も不十分……。そんな僕でも合格できました。
サボりながらでも漢検準1級に合格できる勉強法5選
サボりながらでも漢検準1級に合格できます。そのための勉強法を紹介します。
【その1】1冊の問題集を極める
今回の受検勉強で使った問題集は、成美堂出版『ポケット漢検問題集準1級』です。
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2016年第2回(不合格)の受検勉強で半分くらいは暗記済みでした。それらの漢字を思い出しながら、残りに目を通しました。2016年第2回のときは『ポケット漢検』を最後まで回せなかったので、今回は最後まで回すことを最優先にしました。
ちなみに、もう1冊別の問題集も買ったのですが、1回も開きませんでした。『ポケット漢検』だけで十分でした。というよりも、『ポケット漢検』以外に手が回りませんでした。
【その2】一度で覚えようとしない
覚えられない漢字があるのは当たり前。そこでいちいち立ち止まらず、とにかく先に進みました。一度で覚えようとせず、こまめに何度も見直しました。
「できない自分はダメだ」と自分を責めずに、「いずれ覚えられるさ!」と楽観的だったのも良かったですね。ストレスなく続けられました。
【その3】間違いにはチェックを入れる
間違った漢字や分からない漢字にはチェックを入れていきました。後で復習するためです。
チェックの際は、自分に厳しく!思い出すのに時間がかかった漢字やあれこれ悩んで思い出した漢字などは全て×です。もちろん、とめはねのミスなども×にしました。
このように漢字をチェックしたものの、復習が間に合いませんでした。しかし、検定日前日と当日、チェックした漢字をざっと見直したら、そこからいくつも出題されました。世の中そういうものです(笑)
【その4】スキマ時間を利用する
電車での移動時間やイベントの待ち時間などに『ポケット漢検』を解いていました。机に向かって取り組むことはありませんでした。勉強というよりも暇つぶし!
『ポケット漢検』は、小さくて持ち運びやすく、解答を赤シートで隠せるので、スキマ時間で勉強するのにぴったりでした。
【その5】紙に書かないで覚える
漢字練習というと「漢字練習帳に書いて覚える」イメージがあります。しかし、準1級は覚える漢字が膨大なので、いちいち紙に書いていたらきりがありません。そこで、今回は、「何度も見る」という方法を採用しました。
書き取り問題は、赤シートの上から指で書きました。間違ったときは、正しい漢字を指で何度かなぞって練習しました。
また、「蓑」なら「くさかんむりに『衰える』」というふうに、知っている漢字をフル活用しながら、記憶に定着させていきました。これも、書かないで覚える工夫です。
『ポケット漢検』はサボりがちな人にこそおすすめ
『ポケット漢検』は、その名前の通り、持ち運びが便利な大きさです。これだとバッグに入れても邪魔になりませんし、立って勉強するときも手に負担がかかりません。見開きページが左に問題、右に解答解説の構成で、赤シートで答を隠せて、とても使いやすい問題集です。
そんな『ポケット漢検』でちまちま勉強を継続したら、サボりがちな僕でも漢検準1級に合格できました。
『ポケット漢検』最高!(笑)
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