【空欄補充】文同士の対比を見抜く!現代文の解法は漢文でも役立つ?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
みみずく戦略室

中学入試の国語で、次の問題が出題されました。

……父さんの演技をやめた桜井さんの言葉は、(A)だけどまっすぐで(B)だった。いつも相手の顔色をうかがって言葉を選び、必要とあらば平気で嘘をつく僕の言葉とは大違いだった。

問、本文中の(A)(B)に入る言葉として適当なものを次の中から一つずつ選び、それぞれ記号で答えなさい。

(A) ア 乱暴  イ 慎重  ウ 淡泊  エ 複雑

(B) ア 平板  イ 誠実  ウ 素朴  エ 明快

国語が苦手な生徒は、「どれを入れても意味が通じるじゃん!」と言って適当に記号を選んでしまう問題です。

確かに、選択肢の語句だけ見れば、どれを入れても文として意味が通じます。しかし、当然のことですが、そんないい加減な問題ではありません。「どの選択肢を入れても正解」では、そもそも入試問題としての意味をなしません。

では、この問題は、どのようなことをヒントにして解けばよいのでしょうか?本記事では、空欄補充問題の解くための視点を紹介します。

広告

文同士の対比から空欄に入る言葉をイメージしよう

この問題を解く上でヒントとなるのは、文同士の対比です。(A)(B)を含む文の直後をしっかり見てみましょう。

いつも相手の顔色をうかがって言葉を選び、必要とあらば平気で嘘をつく僕の言葉とは大違いだった。

まず、「僕の言葉とは大違い」と書いてあるので、桜井さんの言葉は僕の言葉とは反対・逆の関係にあります。このことから、次のように考えます。

桜井さんの言葉 ⇔ 僕の言葉

(A) ⇔ いつも相手の顔色をうかがって言葉を選び

(B) ⇔ 必要とあらば平気で嘘をつく

(A)(B)に当てはまる言葉をイメージしたら、改めて選択肢の言葉を1つずつ検討します。

選択肢の語句の辞書的な意味から正解を選ぼう

「いつも相手の顔色をうかがって言葉を選び」は「慎重」と言いかえられます。「慎重」と反対の意味になる「乱暴」(ア)が(A)です。

ウの「淡泊」は、人の性質を表す場合、物事にこだわらず、さっぱりしていることを意味します。悪口を言われても「別にいいよ。気にしてないから!」と流す人が「淡泊な人」なんですね。

一方、「必要とあらば平気で嘘をつく」の反対は「嘘をつかない」です。「嘘をつかない」は「誠実」と言いかえられるので、イが(B)です。

アの「平板」は、変化がなくておもしろみがないことを意味します。「単調」が類義語です。ウの「素朴」は、人の性質を表す場合、ありのまま・自然のままをいいます。エの「明快」は、はっきりと筋道が通っていることです。

問題を解くための論理(今回は文の対比)が分かった後は、選択肢の語句の辞書的な意味が分かるかどうかの勝負になります。

広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください