【都立高校入試社会対策】気候帯と雨温図から世界地理を考える

みみずく戦略室 都立入試社会

次の略地図中の→は、大西洋の海流を模式的に示したものである。次のア~エの文章は、略地図中に■で示したA~Dのナミビア、アイスランド、アルゼンチン、ドミニカ共和国のいずれかの国の、沖合に流れる海流、気候、産業の様子をまとめたものである。略地図中のBに当てはまるのは、次のア~エのうちではどれか。

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ア 沖合に東から西へ暖流が流れており、付近の海域で発生する熱帯低気圧の影響を受ける時期がある。年間を通して高温で、雨季と乾季が見られ、主に輸出用となるコーヒーなどの商品作物が生産されている。

イ 沖合を北上する暖流と偏西風の影響により、国土の南部は緯度の割には温暖である。火山性土壌が広く分布するため、農業に適する土地は少ないが、付近の海域には好漁場があり、水産業が主力産業となっている。

ウ 沖合に北上する還流が流れており、国土の西側にある山脈を越えてくる偏西風の影響により、国土の南部は降水量が少ない。中央部から東部にかけて大平原が広がり、輸出用にもなる小麦の栽培や牧畜が行われている。

エ 沖合を北上する還流の影響により、降水量が少ない沿岸部には、砂漠が見られる。国土の大部分は乾燥帯に属するため、農業に適する土地が少なく、牧畜と水産業が主力産業になっている。

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気候帯に関する問題

上の問題は平成29年度の大問2[問1]です。選択肢にはゴチャゴチャといろいろ書いてありますが、気候帯に着目して考えるのがポイントです。

アは、「熱帯低気圧」「年間を通して高温」の言葉から、赤道に最も近い国であると判断できます。したがって、Dのドミニカ共和国です。

エは、「砂漠」「乾燥帯」の言葉から、アフリカ大陸にある国であると判断できます。したがって、Aのナミビアです。

残りの地域であるBのアイスランドとCのアルゼンチンのうち、北半球の北にあるBの大部分は寒帯です。寒帯は農業に適していないため、トナカイの遊牧や漁業が主力産業になります。したがって、Bの説明がイで、これが正解です。

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気候帯と雨温図を白地図にまとめる

都教委は、「平成29年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査報告書」の中で、次のように述べています。

地理的分野については、地理学習の全般に渡って様々な観点から地球儀や地図帳を活用し、世界の地域構成を大観させる指導の継続が必要である。

これを読む限り、今後も、細かい知識を問うのではなく、世界全体・地域全体を大きく捉える問題が出題されると考えられます。そうであれば、一問一答形式の知識暗記は意味が無いとわかります。

都立高校入試の過去問が10年分収録されている「高校入試 虎の巻」で傾向を確認した上で、気候帯や雨温図を白地図にまとめましょう

トップ画像=Pixabay

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