「めんどくさい」が口癖の子供は優等生候補?楽したい心理と向き合う

みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記 教育論
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無駄な「努力」を美化する日本人

僕にアドバイスをくださったSさんは、「手作業でやるのがめんどくさいから」と言って、何でもかんでも自動化してしまう強者でした。IT業界では、Sさんのような人が「仕事ができる人」なんですね。

Sさんみたいに、「めんどくさい」を動機として効率化することは、生産性をアップする上で大切です。そして、このことは勉強にも共通します。

たとえば、「3日後までに100個の漢字を覚える」という宿題があるとします。ほとんどの生徒たちは「めんどくさい」と感じるはずです。そこで、彼らが取る行動は概ね次の3通りに分かれます。

1. 100個の漢字を毎日10回ずつ書いて練習する。

2. 「もう無理!」と諦めて、何もしない。

3. 「どうやったら覚えられるか?」を考えて、工夫しながら覚える。

これらの行動のうち、2は論外です。何もしなければ怒られるだけですし、生徒自身のためにもなりません。

一方、多くの生徒たちは、「めんどくさい」と思いながら1を行います。そして、教育者たちは、こういう生徒を「努力している」と評価します。

しかし、僕は、1もダメだと思います。なぜなら、1のやり方では、ほとんどの生徒たちは3日後までに100個の漢字を全て覚え切れないからです。100個の漢字を毎日10回ずつ書くことは単なる作業です。「暗記する」という目標を達成する上では非効率的です。

1のやり方をする生徒たちは何も考えていません。そのくせ、「自分は頑張った」「自分は勉強した」と思い込みます。だから、多大な労力を費やしたにもかかわらず結果が出なくて、「何で?」となってしまうんですね。

日本は、1のような無駄な「努力」を美化しがちです。その根本には、漢字練習帳を使った漢字練習など、非効率的なことを押し付ける教育があります。こうした教育を受けた子どもたちが大人になって、日本企業の生産性を落としているのです。

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