【都立高校入試社会対策】過去問分析に基づく効果的な歴史の勉強法

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

前ページで明らかにした出題傾向について補足説明します。他県の社会の問題と比較して、都立高校入試の社会が如何に特殊であるか、を実感してください。

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長い選択肢にはヒントがいっぱい

「1. 各選択肢の文章が長い。」は、前ページの問題を見れば明らかです。ここで怯んでしまう生徒がいます。そんな生徒が発想を転換しましょう。

「選択肢の文章が長い」は、「沢山ヒントが盛り込まれている」です。人名や語句を選ばせるだけの問題よりも、はるかにとっつきやすいと思いませんか?

例えば、アの選択肢を見てみます。この選択肢中で、時代を判定できる言葉はどれでしょうか?

「定期市」「荘園領主」「地頭」「鉄製農具」のどれか1つを知っていれば時代を判定できます。中でも、「荘園領主」「地頭」がよく知られていますね。これらの言葉は、鎌倉時代特有のキーワードです。というわけで、あっという間にアが正解と分かりました!!

一問一答的な説明は不要

前ページの問題は、「荘園領主」や「地頭」について一問一答的な説明をできなくとも、「荘園領主/地頭→鎌倉時代」と分かっていれば解けます。

しかし、賢明な受験生たちは、「文章に誤りが含まれているのでは?」と考えるかもしれません。彼らが懸念するのは、次のような選択肢の存在です。

織田信長は、支配した土地に太閤検地を実施した。

この文は「織田信長」が誤りで、正しくは「豊臣秀吉」とすべきです。

確かに、社会の問題では、誤文を選択肢に紛れさせるのが常套手段です。しかし、都立高校入試の社会では、「各選択肢の内容は正しい」と考えて大丈夫です。前ページの傾向2ですね。

都立高校入試の社会では、各選択肢の文章内容を吟味する必要はありません。各選択肢の時代を判定するだけでOKです!! (今後傾向が変わったらゴメンナサイ)

出来事の大まかな流れを把握する

「3. 時期を選ばせる問題がある。」の例としては、次の問題が挙げられます。

Dの時期における日本のできごとについて述べているのは、次のア~エのうちではどれか。

「4. 時代順に並べ替える問題がある。」の例としては、次の問題が挙げられます。

A~Dの内容の時期の古いものから順に記号を並べよ。

これらの出題形式から、次のことが分かります。

都立高校入試社会の歴史分野では、些末な歴史的知識ではなく、出来事の大まかな流れを問われる。

例えば、源頼朝が行った政治について、隅から隅までキチッと覚えている必要はありません。源頼朝と結びつくキーワードを連想できて、そこから「鎌倉時代」を導ければOKです。

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