【対照実験】オオカナダモの光合成や消化酵素の働きに関する考察問題

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みみずく戦略室
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消化酵素の働き

25年度の大問4は、消化酵素の働きに関する問題でした。そして、[問1]が、対照実験をテーマにしていました。

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<実験1>で、消化酵素Xを入れない試験管②を用意した理由として適切なのは、次のうちどれか。

ア 消化酵素Xはタンパク質でできていることを確かめるため。

イ デンプンは水のはたらきで分解されないことを確かめるため。

ウ デンプンが分解されて二酸化炭素が発生することを確かめるため。

エ 消化酵素Xがはたらくには水に含まれる酸素が必要であることを確かめるため。

試験管AからDを比較して分かることをまとめてみましょう。

ヨウ素液とベネジクト液

試験管Aと試験管Cにはヨウ素液を入れ、試験管Bと試験管Dにはベネジクト液を入れています。そして、それぞれの試薬では、次のことを確かめられます。

・ヨウ素液はデンプンに反応して青紫色になる。

・ベネジクト液は糖に反応して赤褐色になる。

したがって、<結果1>から、試験管Aにはデンプンが存在せず、試験管Cにはデンプンが存在することが分かります。また、試験管Bには糖が存在し、試験管Dには糖が存在しないことも分かります。

消化酵素の働き

試験管①(AとB)と試験管②(CとD)の違いは、消化酵素Xの有無です。<結果1>から、次のことが分かります。

・試験管① → 試験管Aにデンプンが存在せず+試験管Bに糖が存在 → デンプンが分解されて糖になった

・試験管② → 試験管Cにデンプンが存在+試験管Dに糖が存在せず → デンプンが分解されなかった

以上より、消化酵素Xがデンプンを分解し糖に変化させたことが分かります。

同時に、消化酵素Xが入っていなければデンプンは分解されないことも分かります。これは、水だけではデンプンを分解できないことも意味しています。したがって、正解はイです。

対照実験は恐れるに足らず

都立高校入試理科では、対照実験に関する考察問題が頻出です。とはいえ、教科書に載っていない実験について考察させられることは極めて稀です。(平成22年度で、メダカの習性を調べる実験が出題されました。この実験は、多くの教科書に載っていないと思います。)

したがって、このタイプの問題が苦手な受験生は、教科書を使って語句の知識や実験の手順、実験結果などを覚えましょう。その後、典型的な実験を網羅した問題集を解いて、出題の形式や正解の導き方に慣れるのがいいでしょう(以下の問題集をオススメします)。

対照実験は恐れるに足りません。受験生の皆さんは苦手意識を持たないでくださいね。

トップ画像=Pixabay

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