日本語力が未熟だとどうなる?「読解力がピンチ」の記事から考える

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記
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未熟な日本語力と歪んだ自我

歪んだ自我とは、「自分は絶対に正しい」という思い込みに捕われている状態です。次のような気持ちが強過ぎる人は、歪んだ自我の持ち主です。

・わからないのは自分のせいではなく相手のせいだ。

・自分が分かる範囲で物事を理解すれば良い。

・難しくて理解できないことは全てシャットアウトしよう。

・自分の言いたいことが伝わらない相手とは関わりたくない。

これらが表面化すると、次のような問題行動に発展します。

・「自分が分かるからいい」と言って、答案や提出物に必要なことを書かない。

・ちょっとでも分からないことに出会うと、それを投げ出してふてくされる。

・プライドばかり高くて、注意されたことを素直に聞き入れない。

・理解できないことがあると、先生や参考書などのせいにする。

問題行動を繰り返す生徒たちは、「わからない」ことに対する怒りや不安を抱えています。この「わからない」の原因は、自分の思考や感情、他人の言動、出来事の経緯などを日本語で論理的に分析できないため、物事を客観化できず、いつも主観的に(=自分中心に)判断せざるを得ないことにあります。彼らの頭の中は、さまざまな情報や思考などが入り乱れてグチャグチャです。

彼らに必要なのは、頭の中のカオス状態を整理するための日本語力です。日本語のルールに則って論理的に物事を考える習慣が身に付けば、彼らは勉強面や生活面で徐々に落ち着いてきます。

家庭教師として大事にしていること

僕は、言葉に拘る姿勢を生徒たちに要求します。僕の家庭教師指導では、「君は何をしたいの?」「これらの2つは何が違うの?」「この数値は何を意味しているの?」などと僕が質問して、生徒に言葉で説明させます。また、「てにをは」などの使い方にもかなりうるさいです。

僕の指導を受けた生徒は最初面食らいます。中には、体験指導の段階で「無理」と音を上げる生徒もいます。「君の言っていることは違う」と僕に何度も否定されて、それを受け入れられずに辞めてしまう生徒もいます。保護者から、「そんなことに時間をかけないで、もっと実践的なことを教えてください」と言われることもあります。

それでも、僕は、自分の指導スタイルをこれからも貫きます。なぜなら、僕が家庭教師として大事にしているのは日本語力だからです。子どもたちの日本語力を鍛えることが、全ての科目の成績アップにつながるだけでなく、彼らの人生をより良い方向に導く、と考えています。

トップ画像=フリー写真素材ぱくたそ / モデル=河村友歌

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