「学歴は関係ない」は本当か嘘か?「夢」を逃げ口上にしないために

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

生徒たちの中に、次のようなことを言う生徒がいます(●●には、「スポーツ」や「芸術」、「音楽」など、さまざまなワードが入ります)。

私は、将来●●をするのが夢なんです。だから、高校の勉強に意味は無いし、大学に進学したいとも思いません。学歴は関係ありません!

生徒がこのようなことを言うと、保護者は大抵渋い顔をします。そうなると、僕は生徒と保護者の間に入って、いろいろ調整することになります。多くの場合、生徒から話を聞いて、説教したり励ましたりします。

こうした場面で僕が生徒に話すことを記事にまとめてみます。

「学歴は関係ない」は本当か嘘か?

生徒たちは、「夢を実現するために学歴は関係ない!」と言います。

この主張に対して、僕は次のスタンスで臨んでいます。

「学歴は関係ない」は、半分は本当で半分は嘘。

あいまいで申し訳ありません。ただ、こういうスタンスなのには理由があります。

僕は独立してから、さまざまな職業や経歴の方々と知り合いになりました。アニメ業界の方、アート関係の方、コスプレ界隈の方、社長さんもいれば職人さんもいます。

彼らは、学歴以外のところで魅力的なのです。その魅力とは、生き生きと仕事をする姿勢だったり、夢に向かって邁進する行動力だったり、たくさんの人たちに希望を与える作品だったりします。

この仕事を好きでやっているんだから、苦しいことがあっても頑張るんだ!

そういう思いが、彼らからはひしひしと伝わってきます。仕事や創作活動に対する愛情や熱意が滲み出ています。

彼らを見ていると、僕は漫画家・水木しげる御大の「幸福の七ヶ条」を思い出します。

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『水木サンの幸福論』から、七ヶ条のうち第五条まで引用します。

●第一条「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない。」

●第二条「しないでいられないことをし続けなさい。」

●第三条「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。」

●第四条「好きの力を信じる。」

●第五条「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。」

御大は、戦争に駆り出され、激戦地ラバウルで片腕を失います。復員後は職を転々としながら、極貧生活の中で漫画を描き続け、40代で大ブレイク。日本を代表する妖怪漫画家の地位を築きます。

御大は、苦しい思いをしながらも、好きなこと(=妖怪の絵を描く)をひたすら続けて、最後には成功しました。その御大が「好きなことを続けなさい」「他人の評価や勝ち負けを気にしてはいけない」と言うのですから、「幸福の七ヶ条」は真実です。

御大の姿と、僕が出会ってきた方々の姿が重なります。だからこそ、彼らが「学歴は関係ない」と言う場合、僕は「そうですよね」と同意します。「好きなこと」にとことん打ち込めるなら学歴は関係ない、と思うからです。

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