【和歌の修辞】枕詞・序詞・掛詞・縁語・本歌取りを覚えよう!!

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

本歌取り=パクリ

本歌取(ほんかど)りは、他の歌人が読んだ歌から言葉を拝借する表現技法です。“パクリ”と覚えましょう。

「本歌取り」というとカッコイイですが、パクリですよ、パクリ!!

著作権のない時代ですから、パクったからどうというわけではありません。むしろ、「昔の人の和歌を知っていて、それを自分の和歌に取り入れるなんて、とても教養があるのね!!」と称賛されました。時代が違うと、パクリに対する認識も変わるんですね(笑)

本歌取りの例も見てみましょう。まずは、パクられた歌(本歌)から。

苦しくも 降りくる雨か 神(みわ)の崎 狭野(さの)のわたりに 家もあらなくに

長忌寸意吉麻呂(万葉集)

『新古今集』や『小倉百人一首』の撰者として有名な藤原定家は、この歌の太字下線部を見事にパクりました!

駒(こま)とめて 袖うちはらふ 陰(かげ)もなし 佐野(さの)のわたりの 雪の夕暮れ

藤原定家(新古今集)

当時の貴族たちは、「佐野(狭野)のわたり」という短い言葉から、『万葉集』に読まれた情景を想像できたのでしょう。和歌を適切に解釈するためには、古典に基づいた教養が必要だったのです。

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