国語の問題を論理的に解く!短期間で偏差値アップも夢じゃない!

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みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

 次の文章を読んで、あとの問に答えよ。

真に美しいものを選ぼうとするなら、むしろあらゆる立場を越えねばなりません。そうしてものそのものを直接に見ねばなりません。立場は一種の色眼鏡なのです。ですから知識で見たり概念で見たりしたら、末葉の性質に引っかかって、本質的なものを見逃してしまうのです。ものの美しさは何よりも直観に依らねばなりません。これも一種の立場だと云われるかも知れませんが、直観ほど純粋なものはなく、いわば立場を越えた立場と云っていいでしょう。知識は補助としては役立つことがあっても、ものの真価を見極めることはできません。もし直観を充分に働かせたら、美しさの世界はどんなに変化を受けるでしょう。今まで有名なあるものは価値を失い、今まで省みだにしなかったものが燦然(さんぜん)と輝いてくる場合が起るでしょう。そういう直観から統一された美術館がどうしても欲しいのです。民藝館(みんげいかん)はこの要求から起ったのです。それ故直観から美しいと感じたもののみを列(なら)べる陳列館なのです。いわば美的価値を中心とした美術館なのです。在来の美術館にはかかる価値統一がほとんどないのです。ですから民藝館は今までの見方に対しては勇敢な反逆でもありました。私達の見方がしばしば奇異に想われたのもそのためです。ですが私達の信念はゆるがないのです。民藝館は信念の仕事なのです

(柳 宗悦「日本民藝館について」による)

問、「民藝館は信念の仕事なのです」について、「信念の仕事」とはどういう仕事か。次のうちから最も適切なものを選べ。

ア 本質的なものを見逃さないために知識を駆使し、在来の美術館とは異なる価値基準を生み出すことで、美しいと感じたもののみ列べるという仕事。

イ 立場を超えた立場である直観でものの真価を見極め、美しさの世界に変化をもたらすことで、既存の美術館と同等の展示を行うという仕事。

ウ ものの真価を判別するために直観を働かせ、美しいと感じられるものを見出して列べることで、従来の美術館にはない価値統一を実現するという仕事。

エ 今までの見方に対して勇敢に反逆し、価値統一が実現された美術館を作り出すことで、直観に頼らず美しいものを陳列するという仕事。

本記事では、この問題について解説しながら、僕の国語指導がどのようなものかをお伝えします。

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