予習中心の指導で上位校志望の生徒たちが直面する問題点とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

僕の指導は、指導開始時に弱点を復習した後、原則として予習中心になります。学校や塾の内容を先取りしつつ、英検や数検の上位級対策や過去問演習に早めに取り組めるようにガンガン進んでいきます。

中学受験対策でない小学生指導の場合、予習で問題が生じることはありません。しかし、中学生指導で予習を進めていくと、必ずしも順調に事が運ばないんですね。それらの問題点に関する僕なりの考えをお伝えします。

先に進み過ぎると混乱するので困る?

以前、ある生徒を指導していたときのこと。その生徒は上位私立高校も視野に入れていたため、僕は英語の予習をガンガン進めていました。このとき、生徒の保護者から言われたのが次の言葉です。

うちの子が混乱してきたので、あまり先に進まないでください。

確かに、先に進めば進むほど文法用語が多くなり、生徒はややパンク状態にありました。しかし、それは僕にとって想定内のことでした。

混乱の原因はどこにある?

混乱は、生徒が前の単元を十分に理解していないことに起因します。そうであれば、ゆっくり指導を進めて、なるべく混乱させないように配慮することも可能です。

しかし、上位校を狙う生徒であれば、混乱を恐れてペースを落とすのは賢明ではありません。ある単元について、生徒が8割程度理解したところで次の単元に進み、理解不十分のためにその生徒が混乱したら、また前の単元に戻ればいいのです。「3歩進んで2歩下がる」進め方の方が、優秀な生徒にとっては理解が深まるからです。

単元別の指導で理解できる8割程度の内容は、きちんと勉強さえすれば誰でも習得できます。残り2割が多くの生徒たちにとって混乱の原因となり、ここを克服できるか否かで上位校を狙えるかどうかが決まります。そして、この2割は、他の単元との比較の中でしか、混乱を解消できません。たとえば、現在完了形の完了用法と過去形の違い、関係代名詞と関係副詞の違いなどです。

前の単元に戻ることが大切

大手進学塾のように、混乱した生徒を放置したままカリキュラムをガンガン進めるのは最悪です。しかし、僕の指導では、生徒が混乱したら、その混乱の原因を探って、場合によっては前の単元に戻ります。

優秀な生徒に限らず、前の単元に戻ることは大切です。たとえば、正負の数の計算で分数計算ができない生徒は小学校の算数を復習する必要があります。戻ることに抵抗のある生徒もいますが、そういう生徒にこそ、「前の単元に戻ることは大切だよ!!」と僕は声をかけています。復習の回数が多ければ多いほど、その復習内容は定着するからです。前の単元に戻ることは恥ずかしいことではなく、むしろ理解を深めるチャンスなんですね!!

英語の予習で混乱した先述の生徒に関しても、以上のことを保護者に話して納得してもらいました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です