こんでいるのはどっちかな?~「単位量あたりの大きさ」を理解する~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
みみずく先生のプロ家庭教師&ライター奮闘記

単位量あたりの大きさについて理解したところで、改めてみほとしんじの考え方に迫ってみます。2人は、計算によって何を求めたのでしょうか?

広告

みほとしんじが求めた数値の意味は?

そもそも、みほとしんじとでは、求めている「単位量あたりの大きさ」が違います。だから、単純に計算結果の大小を比較しただけでは、どちらがこんでいるかは分かりません。ここで考えるべきは、「それぞれの数値が何を意味しているか?」です。

1m2あたりのうさぎの数

みほが求めた「1m2あたりのうさぎの数」は、「1m2の場所に何ひきのうさぎがいるか?」です。この場合、1m2の場所にいるうさぎの数が多ければ多いほど「こんでいる」といえます。だから、「数値が大きい方がこんでいる」と判断して問題ありません。

面積を1にした数値でこみ具合を比べる考え方は「人口密度」です。人口密度のメリットは、「数値が大きい方がこんでいる」と直感的に把握できるところにあります。

1ぴきあたりの面積

しんじが求めた「1ぴきあたりの面積」は、「1ぴきのうさぎが占有できる面積は何m2か?」です。この場合、1ぴきが占有できる面積が狭ければ狭いほど「こんでいる」といえます。だから、「数値が小さい方がこんでいる」と判断することになります。

言葉の定義や単位の意味が大切

以上の説明で、生徒の頭の中にあった「数値が大きい方がこんでいる」という思い込みは解消しました。同時に、この生徒は、「計算しただけでは何も分からない」ということにも気づきました。

小学5年くらいから、算数では「単位量当たりの大きさ」「平均」「割合」などを習っていきます。これらの分野で大切なのは、計算をがんばることではなく、「計算結果から何が分かるか?」を理解することです。計算自体は単純ですし、オマケのようなものに過ぎません。

だからこそ、これらの分野を学ぶ際は、言葉の定義や単位(mやgなどの記号)の意味をしっかり理解する必要があります。

「こんでいる」というのはどういうことでしょうか?

「1m2あたり3びき」と「1ひきあたり3m2」は、同じ「3」でも何が違うのでしょうか?

僕の指導では、生徒にさまざまなことを問いかけながら、生徒の理解を促しています。

トップ画像=Pixabay

広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です